
この記事は「ゴール設定を作ってみたものの、ゴールが1件も集計されていなかった」といったときのトラブルシューティングです。
目次
- 当日中のデータを見ようとしている
- 「完全一致」「前方一致」「正規表現一致」のプルダウン選択が間違っている
- ゴール地点となるページにタグが入っていない
- 中間ページにタグが入っておらず、セッションが切れている
- 異なるドメイン間をまたいだ計測をしようとしている
- EC売上のゴール設定をしたが売上金額がカウントされない
- カスタムイベントでのゴール設定を行ったがうまくいかない
1.当日中のデータを見ようとしている
Content Analyticsでは前日からさかのぼって400日前までのデータを閲覧することができますが、リアルタイムで反映をしているわけではないため、当日中のゴール数はレポートに含まれていません。翌日以降にご確認ください。
2. 「完全一致」「前方一致」「正規表現一致」のプルダウン選択が間違っている
到達ページでゴール設定を行う際、正規表現が含まれているにも関わらず、プルダウンを「完全一致」や「前方一致」にしていると、ゴールとしてカウントすることができません。既存のゴール設定を書き換える際に起こりがちな設定ミスとなりますので、ご注意ください。
3. ゴール地点となるページにタグが入っていない
Content Analyticsはタグが入っているページしか計測・キャプチャをすることができません。ゴール地点にも必ずタグを設置してください。
タグが設置されているかどうかを確認する方法は下記をご確認ください。
【活用テクニックリンク】
タグ発火を確認する
Google Tag Manager(GTM)を使ったタグの設置方法については下記をご確認ください。
【活用テクニックリンク】
PV発火対象ページをタグマネージャーでコントロールする
4. 中間ページにタグが入っておらず、セッションが切れている
例:ページA → ページB → ページC →……→ ページG → ゴールページ、という順でページを進み、ゴールした
上記の例で、ページB ~ GにContent Analyticsのタグが入っておらず、ゴールページへたどりつく前にセッション時間が30分を過ぎてしまうと、システムは「ページAから操作せずに離脱した」と判断します。そのため、実際のコンバージョン数と差異が生まれることがあります。
5. 異なるドメイン間をまたいだ計測をしようとしている
Content Analyticsでは異なるドメイン間をまたいだ計測は、クロスドメイン設定をする必要があります。
登録が必要な例) uncovertruth.co.jp から example.com への遷移
登録が不要な例) uncovertruth.co.jp から lp.uncovertruth.co.jp への遷移
クロスドメイン設定が必要なケースは、ルートドメイン(上記例でいう「uncovertruth.co.jp」の箇所)が異なる場合です。「www.」や「lp.」といったサブドメインの場合は設定する必要はありません。
クロスドメイン設定を行う場合は、飛び先のURLにもContent Analyticsのタグを設置する必要があります。
設定方法は下記をご確認ください。
【機能ガイドリンク】
クロスドメイン
6. EC売上のゴール設定をしたが売上金額がカウントされない
Content Analyticsの売上金額表示機能は、GA4などと同様にdataLayer形式で売上金額の情報を取得し、管理画面上へ反映させています。このdataLayerへの格納の仕方はGoogleが推奨する形式である必要があります。
こちらについての詳細や確認方法については下記をご確認ください。
【活用テクニックリンク】
Eコマース売上の設定について(Purchaseイベントが設定されているかの確認方法)
7. カスタムイベントでのゴール設定を行ったがうまくいかない
カスタムイベントの場合、失敗となる原因が多岐に渡るため、明確な回答ができません。
目的に応じて、必要な設定方法が異なるため、まずは下記ヘルプに掲載されているフローチャートを使って、やりたいことと設定方法が一致しているかをご確認ください。
【活用テクニックリンク】
イベントをゴールとして設定する
フローチャートをご確認のうえ、それぞれの設定方法に誤りがないかをご確認ください。
それでも解決が難しいようであれば、運営スタッフまでご相談ください。