ユーザーの興味関心を測るのに欠かせない4つの指標|ゆっきーブログ

こんにちは! UNCOVER TRUTH の伊藤 有紀子(いとう ゆきこ)です!
皆さんお忙しいなか、いかがお過ごしでしょうか?7月に入りました!今月は3連休がありますね!お休みではない方もいらっしゃるかもしれないですが、私は指折り数えております(笑)3連休が待ち遠しいです・・・・(笑)7月も頑張ってまいりましょう!
この「ゆっきーブログ」では、私がリーダーを務める当社サービスのコンテンツ分析ツール『Content Analytics(コンテンツアナリティクス)』のプロダクト開発でのエピソードや、実際のお客さまとのやり取りを通じて感じたこと、気付いたこと、分析のTipsを中心にしながら、私が気になっているトピックなどのゆるい話も交えながらお伝えしていきます!これまでの「ゆっきーブログ」も併せてご覧ください!
目次
ユーザーの興味関心を手っ取り早く測る方法
~コンテンツアナリティクスが取得する顧客理解に欠かせない指標~
さて今日は、ユーザーの興味関心・好き・嫌い(嫌いというかユーザーに刺さってない)ポイントを手っ取り早く測る方法をお伝えしようと思います。
皆さまも、日々ユーザーの興味関心を追い求めているのではないでしょうか。私もお客さまの事業を通じて、一緒に毎日毎日追い求めている日々でございます。また、初めてお会いするお客さまからもよく「これでユーザーの傾向がわかりますか?」または「ユーザーに何が刺さったのか知りたいです」などとお声がけいただくことが多いです。
もちろん「ユーザーの傾向」にはさまざまな計り方があります。でも、まず言えるのは「これ好きなんです!」「これ私興味あるんでおススメしてください!」「そうこれこれ、これ欲しいんですよ!」なんて言ってくれるユーザーはいないということですよね。
そして、私もそうですが、まったく自分の好みでないものや、必要としていないものをおススメされたり、逆に気になっているものが探しづらかったり、わかりにくかったりすると段々気持ちが離れていってしまうという・・・いやはやなんとも人とはむずかしいものですね。
当社では、長年ユーザー分析を行ってきた上で、次の4つの指標が、「ユーザーの傾向」を測る指標としては”欠かせない”と結論付けて、日々『Content Analytics(コンテンツアナリティクス)』を開発しております。
「ユーザーの傾向」を測る上で欠かせない4つの指標とは?
それは、コンテンツの「ビュー」「閲覧秒数」「クリック」「ゴール貢献」です。
- 「ビュー」でどれだけそのコンテンツがユーザーの目に触れているかを見ます
- 「閲覧秒数」でどれだけそのコンテンツを読み込んでいるかを見ます
- 「クリック」でどれだけそのコンテンツをクリックしているかを見ます
そして……。
- 「ゴール」でそのコンテンツがどれだけユーザーを「ゴール」に導いているかを見ます
この4つのうち、どれが欠けてもだめだと当社では考えています。私ももちろんそうです。

それぞれの指標だけではなく、4つ測れるのが重要
例えば、「クリック」だけを見られてもだめです。「すごくクリックされている」場所はわかったとしても、基本的にリンクが貼られていなさそうであれば、ユーザーはクリックしないですよね。
とはいえ、「クリック」されているという情報は重要です。なぜなら、クリックしている箇所は、ユーザーがその先の情報を知りたいと思っているという意向を数値として取得できるからです。
※ちなみに『Content Analytics(コンテンツアナリティクス)』では、クリッカブルではない場所も、クリック計測できますので、クリッカブルではない場所で、ユーザーがさらに情報を知りたがっているという発見もよくよくあります。
「閲覧秒数」もそうです。テキストコンテンツには良さそうですが、閲覧秒数だけ計れても、配置しているボタンなどの効果が測れないのでだめですね。しかしながら「閲覧秒数」が測れなければ、ユーザーがその部分に興味を持って”読み込んだのか?”がわかりません。
「ビュー」「閲覧秒数」「クリック」「ゴール貢献」
この4つの指標をコンテンツごとにとっていけば、カンタンに「ユーザーの傾向」はわかります。
- うちのサイトの訪問ユーザーは、〇〇を読み込んでXXをクリックしているからこんな情報が好きそう、欲しそう
- もっとユーザー単位で見てみれば、Aさんは〇〇を読み込んでるからこんなことに興味あるんだ、さらにゴールまでしてくださったんだ
などなど。
「ビュー」と「閲覧秒数」は、「クリック」や「ゴール」のような、能動的なアクションをしていないユーザーに対しても興味を計りにいけますし、「クリック」や「ゴール」でユーザーのアクションを明確に追っていけます。いかに長い間見てもらうか、更に興味を持ってもらえるか。
それは、いかに視線を引く画面を作っていけるか、わかりやすい誘導をおこなえるか、途中でイヤにならない入力方法を提示できるか、というUI/UXという分野から、訪れるユーザーにより好きになっていただくコンテンツを提示できるか、というコンテンツマーケティングの分野まで。私たちが提供できるものは、たくさんあります。
かつては、テレビの視聴率(ビュー)が、ユーザー獲得の指標だったわけですが、インターネットやアプリ、SNSなどが普及し、私たちがその一歩先に来てしばらく経ちましたよね。ユーザーはよりアクティブになり、欲しいものとのエンカウントを待つだけでは終わらない。だからこそ、私たちは、より適切な顧客体験の提供を考えていかなければならなさそうです。なので皆さまには、次のような質問を投げかけていきたいと思います。
皆さまのユーザーの「興味関心」「好き」「嫌い」は何でしょうか。皆さまはどんな指標でそれを計っていますか?

当社が提供する「Content Analytics」(コンテンツアナリティクス)とは?
お客さまにとってのサイトの利便性を高めるUI/UXの改善のため、よりよいコミュニケーションを取るために、お客さまの興味関心を理解するためのツールとして『Content Analytics』をご提供させていただいています。タグを入れるだけで、ページ内をコンテンツ単位で計測・解析ができ、ユーザーの嗜好性や興味関心をページ内の閲覧傾向から数値化することもできます。これまでアンケート等でしか取ることが出来なかった、ユーザー一人ひとりのインサイトを取得でき、適切な訴求・コミュニケーションに活かせます。
この記事を書いた人

伊藤 有紀子(いとう ゆきこ)
株式会社UNCOVER TRUTH
ビジネスデベロップメントグループ
Content Analytics チームリーダー