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ヒートマップツール「USERDIVE」の導入でクリック率とCVRが倍以上に|パソナ社

株式会社パソナ 営業企画室 Webディレクター 石井 邦利様(写真中央)
株式会社UNCOVER TRUTH CAO 小川 卓(写真右)
株式会社UNCOVER TRUTH Salesチーム マネージャー 荒竹 将(写真左)

導入時期:2015年3月〜

-まずは御社の事業内容とWebサイトについてお聞かせください。

石井:弊社はパソナグループの中で医療系の人材に特化したサービスを提供しており、今年で設立30年目を迎えます。北は札幌から南は鹿児島まで10拠点を構え、看護師の派遣や紹介を事業の軸にしながら登録者への福利厚生サービスやイベントの告知も行っています。その中でWebサイトは新規で求職者に登録していただくための非常に重要なタッチポイントです。

今は求職者の大半がWebサイト経由での登録のため、この7〜8年は特に力を入れていますね。ここ数年はスマホにも注力しています。さらにPCやスマホなどタッチ式操作のデバイスが主流になってきたのを受けて、一昨年にWebサイトのリニューアルを行いました。

-Webサイト運営チームの体制について教えて下さい。

石井:私、統括チーフ、アシスタントの3名がメインで運営しています。制作やシステムの部分は外部に委託し、主に私がヒートマップツール「USERDIVE」を使っています。


-ヒートマップツール「USERDIVE」を導入したきっかけについて教えてください。

石井:荒竹さんから1年間くらい熱心にお話を頂いていました。当初は先ほどお話ししたWebサイトのリニューアルを控えている時期で、まずそちらのデザインを固めてからツールを入れたかったため、お返事できない状況だったのですが、その間もとても熱心にご提案いただきましたね。

荒竹:パソナさんのWebサイトを見たり実際に使ってみたりして「ここを改善したら伸びそうだな」という仮説は立てられていたので、USERDIVEを導入し、分析することで課題を明確にできて、成果につながる改善が出きると確信していたんです。

石井:システムとしてもパートナーとしても最適だろうと考え、導入を決めました。


-他のヒートマップツールを検討したりもしましたか?

石井:検討しました。他社のサービスは単機能のものが多い印象だったので、クリックやスクロール別にユーザーの動きを見ることができるUSERDIVEの多機能性が良いなと感じました。


-御社のサイトが抱えていた課題と照らし合わせて、どのような機能が特に魅力的でしたか?

石井:改善するべきところを数値だけでなくビジュアルで確認できるところです。結果に関しても、どこがどう変わったのかがはっきりと分かるので(社内で)Webサイトのデザイン変更について提案をするときにスムーズにいくようになりました。

小川:離脱率や滞在時間といった数値の情報だけでは分かりにくい所も結構あると思うのですが、ビジュアルがあると伝わりやすいですよね。特に今回USERDIVEを導入したランディングページというのは数字から読み取れることが限られるページなので、ヒートマップで見る価値は高いはずです。


-ヒートマップツール「USERDIVE」を活用した印象的な分析結果はありますか。

荒竹:福利厚生に関するコンテンツをランディングページの1番下に“おまけ”のように掲載していたのですが、実はそれが一番読まれていた、という結果は衝撃でした。

小川:改善施策として福利厚生のコンテンツをページ上部に持ってきてみたら、やはりかなり読まれるようになりましたね。

石井:(USERDIVEの導入後に)クリック率とCVRが倍以上になって…300%くらいでしょうか。社内でも「あれ!?こんなに良くていいの!?」というような反応でした。
反対に、自社のことを知ってもらいたいと思って自社に関するコンテンツをページ中間に入れていたのですが、そこはあまり読まれていなかった(苦笑)。全てこちらの意図通り上手く行くわけではないということに気付かされました。ユーザーに合わせてページを作る事が大切ですね。


-分析結果を通じ、ユーザーからの福利厚生に対する関心の高さが御社内でも話題になったとのことですが、事業そのものへの影響はありましたか?

石井:弊社では勤務先に関係なく福利厚生の整った求人情報をご提供したいという思いがありました。今回の分析結果からは、ユーザー側にもそういうニーズがあるのだということが視覚的に分かり、福利厚生の担当者も自信が持てたようです。

小川:テキストのコンテンツは読んでもらえないことも多いのですが、福利厚生に関するコンテンツはかなり読まれていたので、それほど求められている項目だったんだという気づきがありましたね。


-新規登録者数は具体的にどのくらい変わりましたか?

石井:クリック率は1.2から1.5%くらい増えて、昨対比では10%程上がりました。全国10拠点に分散しているので体感としては分かりにくい部分もありますが、良い結果だったと思っています。


-新規登録フォームも大幅に見直したのでしょうか?

石井:実は登録フォームに関してはほとんどデザインを変えていません。というのも弊社Webサイトの特徴として、登録フォームで入力してもらう項目が多いため、フォームに行く前にモチベーションを上げてもらう事が重要だからです。なんとなく登録フォームまでたどり着いた人は、最後まで入力せずに結局離脱してしまうんです。求職者のモチベーションが上がって登録フォームにたどり着いてもらう、ということを重視しました。


-UNCOVER TRUTHのサポートの全体的な印象について教えて下さい。

石井:コンサルティングをして頂けたのは非常に助かりました。通常アフターケアまでして頂ける事はあまりないのですが、UNCOVER TRUTHからはレポートと改善案を頂いています。今回はここを直そうといった流れを繰り返し、プロジェクトごとに期間を区切って実行したのが良かったと思います。約半年間で色々試しました。

-パソナさん側の体制についてはどうでしたか?

荒竹:石井さんの対応が迅速で助かりました。スケジュール管理がしやすかったですし、プロジェクトの途中段階で(施策提案だけでなく)制作自体もUNCOVER TRUTHに任せるという判断をしていただいたりと、スピードや質の担保ができました。

石井:今回は最初からこの期間で落とし込もう、とある程度予算を見込んでいたので、そのような対応が可能だったのだと思います。

小川:改善施策を提案してから予算を取りに行くという会社も多いのですが、PDCAを迅速に回して改善効果を上げていくという意味で、事前に予算を確保していただけるというのは理想ですね。


-ヒートマップツール「USERDIVE」に期待する機能があれば教えてください。

石井:改善施策を考えるために、参照できる過去データの期間を延ばしてもらえるとうれしいです。3カ月から半年くらいに伸ばしてもらえれば。

小川:実は社内でもそういった話が持ち上がっているので、要検討ですね。


-どのような企業にヒートマップツール「USERDIVE」の導入を勧めたいですか?

石井:全ての企業が取り入れた方が良いと思っています。各業界で採用されるツールとしてスタンダードなものになっていくのではないでしょうか。

小川:解析ツールだけだと限界がありますが、こういったツールを導入してもらえれば施策の精度も上がっていきますからね。ユーザーからの注目度が非常に高いということが分かった福利厚生のコンテンツも、USERDIVEの解析結果がなければ次に削る候補の1つにされてしまっていたかもしれない訳ですから。改善をきちんとしようとしている人には是非使って欲しいと思っています。

石井:そうですね。それから、あらかじめ予算を確保して、ウェブサイト改善に取り組むという社内の雰囲気を事前に醸成することもお勧めします。


-最後にパソナメディカルとしての今後の展望を聞かせてください。

石井:パソナメディカルが関わる人材サービス業界は、求職者のライフスタイルに合わせた働き方を提案しています。だからこそユーザーの満足度を上げ、様々なバックグラウンドを持つ、働きたいと願う全ての方に「パソナメディカルが良いよ!」と紹介してもらえるようなサービスをお届けしたい。そのためにもWebサイトのユーザー体験を発展させていきたいと思っています。

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