今回は、DX-Accelerator(通称 DXA)チームのプレイングリーダーである竹中さんと、メンバーとして活躍する内藤さんに、日々の業務、チーム運営の工夫、そしてお互いの成長について、和気あいあいとした雰囲気の中でお話を伺いました。データ分析の仕事に興味がある方、チームの雰囲気を知りたい方はぜひご覧ください。
登場人物
- 竹中さん:DXAチーム プレイングリーダー(現場管理/技術・運用サポート)
- 内藤さん:DXAチーム メンバー(案件常駐中)
現在の業務と役割分担
インタビュアー:本日はお集まりいただきありがとうございます。まず、お二人の現在の業務における役割と関わり方について教えてください。竹中さんからお願いします。
それぞれの立場と関わり方
竹中さん:はい。私はDXAチームでプレイングリーダーを務めています。内藤さんの案件については、管理者として関わっており、たまにフォローに入っています。
インタビュアー:ありがとうございます。では、内藤さんはいかがでしょうか?
内藤さん:私はメンバーとして、案件のメンバーとして参加しています。竹中さんがリーダーとして定例会議などに入ってくださっています。
内藤さんの担当案件:配信サービスのデータ分析
インタビュアー:内藤さんは現在、具体的にどのような案件に携わっているのですか?
内藤さん:今は、配信サービス系のクライアント様のもとで分析業務を行っています。具体的には、契約データや視聴データを組み合わせてユーザーさんの行動特性を分析したり、解約率を下げるための施策分析などを行っています。加入者の属性を分析して、施策を打ち出す際の根拠となるデータを提供することが多いですね。
竹中さんの関わり方:基本はお任せ、相談役としてサポート
インタビュアー:竹中さんは、内藤さんのプロジェクトをどのように見守っているのでしょうか?
竹中さん:基本的にはお任せしています。もちろん、クライアント様とのコミュニケーション内容や、どのような作業を進めるのかは事前に聞いていますが、進め方を含めて信頼して任せています。何か相談があれば乗ったり、ヘルプが必要な時にサポートする、という立ち位置ですね。一緒にプロジェクトを直接推進するというよりは、管理者として、DXAとして仕事を受けていることを確認する役割です。
現場での1週間と働き方
内藤さんの一日:クライアント先出社とリモートの組み合わせ
インタビュアー:次に、現場での働き方についてお伺いします。内藤さんは月曜日から木曜日までクライアント先で作業されているとのことですが、一日の流れはどのような感じですか?
内藤さん:現在は月曜、火曜、水曜が出社日で、木曜日はリモートワークか自由な働き方を選択しています。一日の流れとしては、だいたい9時半から10時頃にクライアント様のオフィスに出社し、先方からいただく「こういう分析をしてほしい」というタスクベースの依頼を、納期までに納品できるよう分解して作業を進めています。
竹中さんの一日:クライアント業務と複数案件管理のバランス
インタビュアー:リーダーである竹中さんの、月曜日から木曜日の一日の流れはいかがでしょうか?
竹中さん:私の場合、半分はクライアント業務に時間を割り当てています。リーダーとしての管理案件も複数あり、それらに関するミーティングが業務の合間に入ってくる感じですね。クライアント先での作業とメンバーの管理業務で、頭がごちゃごちゃになることも正直ありますよ(笑)。個別の案件で頭が切り替わらないというよりは、時間が細切れになることが多いのが、ごちゃごちゃする要因かもしれません。
内藤さんの金曜日:社内プロジェクト、勉強会、案件整理
インタビュアー:内藤さんは、金曜日の帰社日をどのように活用していますか?リーダーとのやり取りもあるのでしょうか?
内藤さん:金曜日は、午前中に社内プロジェクトや全体会議に参加しています。午後は勉強会の運営や、実際に勉強会を行うことが多いです。残った時間は、社内プロジェクトの残タスクをこなしたり、勉強会の資料作成、自身の勉強時間などに充てています。ただ、案件のタスクもなんだかんだで1、2時間ほど対応することも多いですね。 また、金曜日は直接的な案件タスク以外にも、例えば定義書を整えたり、関係者の情報を整理したりと、今後の業務を進めやすくするための準備に時間を使うことも多いです。これはミーティングの準備というよりは、自分の理解を深めたり、将来的な引き継ぎの際に誰が見てもわかる状態にするためです。
竹中さんのミーティング:進捗確認とトラブルシューティング
インタビュアー:竹中さんは、週に一度の社内ミーティングや社外ミーティングでは、どのようなお話をされているのですか?
竹中さん:社内ミーティングでは、基本的に各メンバーが抱えているタスクの進捗状況を整理してもらい、それをベースに話を聞いています。特に、トラブルが発生しそうなポイントや、メンバーが困っていることを中心にヒアリングすることが多いですね。社外ミーティング、つまりクライアント様とのミーティングも基本は同じで、タスクの推進状況を共有し、プロジェクトが円滑に進んでいるかを確認し合っています。
チーム運営のリアル:進捗管理とサポート体制
竹中さんの進捗・課題把握:タスク管理票と社内ミーティング
インタビュアー:リーダーとして、メンバーの進捗や課題をどのように把握されていますか?
竹中さん:案件に関する進捗は、タスク管理票に記載・共有してもらい、それを基に社内ミーティングでヒアリングして管理しています。
相談への向き合い方:ロジカルな現状分析と解決策の提示
インタビュアー:メンバーからの相談や質問には、どのように対応されていますか?
竹中さん:基本的には割と淡々と対応しているかもしれません。「大変だったね」といった感情的な寄り添いよりも、まず何に困っているのか、その状況を正確に理解することを重視しています。
内藤さん:まさにおっしゃる通りで、竹中さんは感情で寄り添うというより、現状を正しく分解して、どこでつまずいているのか、何を検証したのか、次に何をすべきか、といったことをロジカルに整理してくださいます。そして、「じゃあ、それをやってみよう」と具体的なアクションに繋げてくれるんです。
竹中さん:相手がどういう状況に置かれているのかを理解したい、というのがベースにありますね。
内藤さんが語るサポート事例:困難を乗り越えた4月の経験
インタビュアー:実際にサポートしてもらった事例や、印象的なやり取りがあれば教えていただけますか?
内藤さん:4月に特に印象的な経験をしました。案件に入って4ヶ月目で、キャッチアップ期間も終わり、クライアント様からも本格稼働への期待を感じていた時期でした。しかし、まだデータの環境に慣れておらず、タスクの納期は短くなる一方で、精神的にかなり追い詰められていたんです。「もうどうしよう、わからない」という状態の時に、竹中さんは「辛かったね」ではなく、「じゃあ今の現状をどうすればいいのか」と冷静に問いかけてくれました。そのおかげで、「感情的になっている場合じゃない。何が原因でこうなっているのかを言語化して向き合わないと、このままではいけない」と強く思うことができました。一緒に原因を言語化し、具体的な次のアクションを示して前に進めてくださったことが、本当に印象に残っています。
成長の軌跡とチームの力
壁を越えて見えた景色:内藤さんの成長実感
インタビュアー:竹中さんのロジカルなサポートを受けながら、内藤さん自身はどのような点に成長を感じていますか?
内藤さん:一番はトラブルシューティングの進め方ですね。以前は「ここが原因かも」と一点に固執してしまいがちでしたが、今は「そもそもこのテーブルの粒度は?」「結合キーは適切か?」といった、より根本的な部分を見直せるようになりました。自分の頭でしっかり考えてクエリを書けるようになったことで、以前よりスムーズに業務を進められるようになったと感じます。 4月は、これまで使ったことのないテーブルで分析する要件があり、データの概要が見えずに苦戦しました。でも今は、「あの時使ったテーブルと似ているな」とパターン化できるようになってきました。
竹中さん:4月はかなり苦しんで、どうすればいいかわからない状態だったと思いますが、そこから一つ壁を乗り越えられたのかなという印象です。その一歩を踏み出せたことは、本当に良かったと思いますね。今は少し時間ができたタイミングで、内藤さんが自発的に社内のビジネス情報とデータをリンクさせて整理しようとしているのは、素晴らしい動きだと感じています。
内藤さん:目の前のタスクをこなすだけでなく、その背景にある「何が見えなかったから詰まったのか」「逆に何があればスムーズだったのか」を4月に徹底的に言語化し、今まさに整理しているところです。
竹中さん:壁を突破し、見えてきたものをまとめる時間があるのは、良いタイミングかもしれませんね。
竹中さんが見る内藤さんの変化:柔軟性と根本原因への意識
竹中さん:内藤さんの成長で言うと、以前は壁にぶつかると折れてしまうこともありましたが、今はもっと柔軟に対応できるようになってきたと感じます。提示された情報(例えば前任者のクエリ)を鵜呑みにせず、エラーが出てもそれを解消できる力は重要です。そういった対応力が徐々に身についてきていると思います。
困難を乗り越えるために:メンバー間の協力と社内リソースの活用
インタビュアー:4月の困難な時期は、竹中さんのサポートだけでなく、他のメンバーの力も大きかったのでしょうか?
内藤さん:もちろん自分で課題を整理して解決できた部分もありますが、竹中さんをはじめ、社内で同じようなツールを使っている方にクエリを見てもらって意見をいただいたり、BIツールを一緒に動かしながら相談したりと、本当に色々な方に助けていただきました。
風通しの良いチームの雰囲気
金曜日のコミュニケーションとナレッジ共有
インタビュアー:現在のDXAチームの雰囲気はいかがですか?
竹中さん:相談のしやすい、和やかな雰囲気です。なので金曜日は特にコミュニケーションが多いですね。メンバーは週4日それぞれの案件先で仕事をしているので、金曜日に集まってナレッジを共有したり、勉強会や課題の共有を行ったりしています。
メンバー視点でのラフなコミュニケーションと相談のしやすさ
内藤さん:メンバーの視点から見ると、金曜日はみんなで集まって座っているので、ラフなコミュニケーションが生まれやすい雰囲気です。「DXAカフェ」のような集まるきっかけも多く、プライベートな話はもちろん、案件で困っていることなどをポロッと話すと、「それならあの人が詳しいよ」と、思わぬところから解決の糸口が見つかることもあります。これは他の会社にはない、すごく素敵なところだと思います。
部署を超えた横のつながりとプライベートでの交流
内藤さん:DXAチーム内だけでなく、他の部署の方々とも交流があります。先日もアナリストチームの方々と一緒に飲みに行きましたし、クライアント先の方からサッカーのチケットをいただいて、メンバーと観戦に行ったりもしました。会社公認で、他の企業の方とのポーカー大会に参加して優勝したこともあります(笑)。
相談しやすい文化と「つながり」を重視する竹中さんの考え
インタビュアー:DXAチームのメンバー間で、相談はしやすい環境ですか?一人で抱え込まずに相談できる文化は根付いていますか?
内藤さん:すごくしやすいです。
竹中さん:そうですね。相談できる誰かがいることは、みんなにとって必要だと思っています。リーダーに聞いてすぐに解決するのも良いですが、問題を解決する過程でメンバー同士のつながりを作ってほしいとも考えています。なので、「この人に聞いてみたらわかるんじゃない?」と、よく人を紹介していますね。
内藤さん:先日もGAのデータでつまずいた時、竹中さんにすぐ質問したのですが、「この人の方が詳しいよ」と木村さんを紹介していただきました。
竹中さん:そういった経験を通して、「この人はこんなことができるんだ」とメンバー同士が知り合い、お互いの強みを活かせるような機会が増えてほしいと思っています。
研修時から育まれるメンバー間の連携
内藤さん:研修中にDXAチーム全体で「今どんなことをやっているか」「何につまずいているか」などをラフに聞き合って助け合う文化があるので、その延長で案件に入った後も、「Tableauのことならあの人に聞こう」といった感じで、サクッと頼れる土台が研修中にできている気がします。
インタビュアー:研修期間中から、すでに横のつながりが生まれているんですね。DXAチームは様々な分野に特化した方がいて、頼れる人が多く、コンタクトも取りやすい雰囲気なのですね。
竹中さん:メンバーそれぞれが担当する業務は異なりますが、それが逆にチームの強みになれば良いと考えています。そういった協力体制は、リーダーとしても個人的にも、もっとうまく機能するようになってほしいですね。
これからのチームをどう創っていくか
竹中さんが目指す「個の強みが活きる」チーム像
インタビュアー:今後、DXAチームをどのようなチームにしていきたいですか?竹中さんが考える理想のチーム像があれば教えてください。
竹中さん:DXAチームをどうこうしたいというよりは、個人的な思いとして、メンバーそれぞれの強みが活きるチーム、そして各々がそうなっていってほしいと願っています。それが集団になった時に、きちんと自分の強みが活かせるような形にしていけるのが理想ですね。 個々のメンバーが孤立するのではなく、一人ひとりが頑張ったことがチーム全体の強みになるような形にしていきたいです。特別な工夫をしているわけではありませんが、他の得意領域を持つメンバーと話す機会を設けたり、アサイン時に「こういう方向で頑張っていこう」と具体的に伝えたりしています。それが僕にとっては自然なやり方なんです。
インタビュアー:竹中さんのチーム内だけでなく、他のチームの専門家との交流も増やし、そこから得た知識を個々の成長に繋げていってほしい、というイメージでしょうか。
竹中さん:はい、その通りです。
内藤さんが実践する「コミュニケーションを起点とした」チームへの貢献
インタビュアー:では次に、内藤さんにお伺いします。チームにどのような形で貢献していきたいと考えていますか?
内藤さん:はい。チームの中で自分の強みだと思う部分がいくつかあるのですが、特に「私だからできること」を意識して動いています。具体的には、私は誰とでも臆せずに話せる方ですし、自分の考えを発信したり意見を述べたりすることも得意としています。ですから、私がきっかけとなってコミュニケーションが生まれたり、メンバーが抱える悩みを引き出したりすることができればと思っています。そういったことは自分が自然と楽しくできることなので、今後も意識的に貢献していきたいです。
竹中さん:実際、内藤さんがきっかけで飲み会が開催されることもありますし、それは新しいメンバーの歓迎会のような意味合いもあれば、既存のメンバー同士の交流の場にもなっています。そういった動きは非常に活発で、素晴らしいなと思っています。
インタビュアー:素晴らしいですね、チームの活性化に繋がる素敵なメンバーがいらっしゃるんですね。
未来の仲間へ贈るメッセージ
インタビュアー:それでは最後に、未来の仲間になるかもしれない方々へ、お二人からメッセージをお願いします。
内藤さん:入社当初は、周りの方々がすごいことをやっているように見えて、「自分も追いつけるのかな」というプレッシャーを感じるかもしれません。でも、安心してください、できます。研修を終えて実務に入ると、もちろん難しいこともありますが、「意外と自分もできるんだ」と感じられるはずです。専門的なスキルが身につくのは大きな魅力ですし、未経験から挑戦させてくれるこの環境は本当に貴重です。研修をしっかり重ねれば確実に成長できるので、大丈夫です。
竹中さん:内藤さんが言ったことは本当にその通りだと思います。私たちのDXチームは、未経験からスタートしたメンバーがほとんどです。データを使って世の中に貢献したい、何か面白そう、という興味がある方は、ぜひ一度挑戦してみてください。もちろん研修はありますし、努力も必要ですが、それを乗り越えれば、データという技術で社会に価値を提供できる、挑戦の場が待っています。興味があれば、ぜひ門を叩いてみてください。
インタビュアー:竹中さん、内藤さん、本日は貴重なお話をたくさん聞かせていただき、本当にありがとうございました。
竹中さん・内藤さん:ありがとうございました。